2018.02.09

ドローンってなんだろう?ラジコンヘリとドローンの違いとは?

基礎知識
掲げられたドローン

世界中でドローンが注目されている昨今、ドローン活用したビジネスも急成長しています。また、ドローンを趣味の1つとして楽しむ人も増えており、中には「子供の頃によく遊んだ、ラジコンヘリみたいだ」という人もいます。
こういったドローンのトレンドが生まれている一方で、ドローンとは一体何だろうと思っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回のテーマは「ドローンとは何か?」というざっくりとした疑問を解決しつつ、ラジコンヘリとドローンの違いについてもお話していきます。

そもそも、ドローンとは?

ドローンとは、無人飛行機のことを指します。語源はオスの蜂といわれており、その由来は諸説あります。詳しくは「意外と知らない”ドローン”の意味」で記載していますので、ご興味なある方はご覧ください。
そう思ってドローンを見てみると、プロペラが風を切る「ブィーン。ブィーン」という音は蜂の飛ぶ音に聞こえなくもないですね。

ドローンとラジコンヘリの違いを教えて

「空に物体を飛ばす」という共通点はありますが、両者には大きな違いがあります。早速、確認していきましょう。

違い1.自立性

ラジコンヘリは、コントローラーを使用して手動操作をしていきます。自分で操作をする楽しみが味わえる一方で、操縦者のテクニックが非常に重要になってきます。一方で、ドローンはある程度の「自律性」を備えており、自分で全てを操縦する必要がありません。GPS・加速度センサー・電子コンパスなどが搭載されており、それらのデータを基にした自動制御が可能で、こちらのプログラミング次第で自動飛行をすることもできます。

違い2.飛行範囲

上記でお伝えしたように、ドローンには自律性があるため、操縦者が目視で確認できる範囲以外の飛行を実現することが可能です。目視外飛行が可能であるというメリットは、ドローンの活用の幅を大きく広げており、例えば、宅配などの分野でドローンの進出が期待されていたり、人間が踏み込めない地域の調査にドローンが活用されている事例もあります。
ただし、目視外の飛行に関しては、国や場所によって許可が必要となりますので、まずはドローンの飛行ルールをきちんと学ぶことが大切です。詳しくは「ドローンの基礎知識、航空法をしっかり学ぼう!」という記事をご覧ください。

違い3.翼の形状

ドローンと聞いて思い浮かぶのは、3つ以上のローターを持ち、複数のプロペラで空中に浮かぶマルチコプター型の機体ではないでしょうか。実は、本来このプロペラの形状はドローンとラジコンヘリの定義には関係ないのですが、日本の世間一般のイメージが定着してきたことから、マルチコプター型の機体をドローンと呼ぶ流れも出てきています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。厳密な定義は難しいのですが、ドローンを簡単に説明するならば「自律性のある無人飛行機」と言えるかもしれません。目視外の範囲へ飛行できるという大きなメリットにより、ドローンを活用したビジネスは大きな広がりを見せています。今後、世界中でドローンビジネスが拡大していくことは間違いないでしょう。