2018.01.18

ドローンと夜間飛行

基礎知識
夜景の空撮

ドローンの飛行に関する規制

ドローンは小さいものであれば数千円で購入できるため、今では誰でも手に入れることができ、かなり身近な存在となりました。しかしながら、誰でも使用できるからといって、どこでも自由に飛行させられるというわけではありません。ドローンの飛行には法律で定められた規制があり、その規制を破って飛行させると法律違反となってしまいます。したがって、ドローンを飛行させる際には法律に違反しないように注意が必要となります。

ドローンの夜間飛行

ドローンの飛行で規制されていることの一つが夜間飛行です。ドローンは基本的に夜間に飛行させることができません。そのため、夜間にドローンを飛行させたい場合は国土交通省から飛行許可をもらう必要があります。また、許可を取れたとしても、好き勝手に飛行させるかというと、残念ながらそうではありません。国土交通省が定めた国土交通省航空局標準マニュアル(平成29年6月24日版)の中には、夜間飛行について下記のような規制が設けられています。

・夜間飛行においては、 目視外実施せず機体の向きを視認できる灯火が装備 された機体を使用し、灯火が容易に認識できる範囲内の飛行に限定する。
・飛行高度と同じ距離の半径範囲内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施する。
・操縦者は、夜間飛行の訓練を修了した者に限る。
・補助者についても、飛行させている無人航空機の特性を十分理解させておくこと。
・夜間の離発着場所において車ヘッドライトや撮影用照明機材等で離発着場所に十分な照明を確保する。

こういったルールをしっかりと守ることで、以下のような素敵な夜景をドローンで空撮することも可能になります。

 

このほかにもドローンに関する法律上の規制は色々とありますので、ドローンを飛行させる際にはこうした規制についてもきちんと学ぶようにしましょう。

ドローンの規制について学ぶには

ドローン飛行に関する規制は自分で本などを購入して学ぶこともできますが、しっかりと規制についての知識を学びたいのならドローンスクールに通うことをおすすめします。ドローンスクールでは法律についてわかりやすく説明してくれますし、過去に規制違反となった事例なども紹介してくれます。わからない部分があってもすぐに答えてもらえるので、効率よく学ぶことができ、後々一人でドローンを飛行させる際も安心して行えます。