2018.01.21

飛行申請不要?軽量ドローンを飛ばしてみよう

基礎知識
申請不要?軽量ドローンを飛ばしてみよう

「ドローンを気軽に飛ばしたい。でも、申請するのは面倒だなぁ…。」という人も少なくないでしょう。申請が必要なドローンについての特集はよく見かけますが、飛行申請不要なドローンについての特集は、あまり見ないですよね。そこで、今回は航空法の規制対象外になる「申請が不要なドローン」について、お話をしていきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

申請が不要なドローンは200g未満

飛行申請が必要なのか、必要ではないのかは機体の重量によって異なります。基本的に重量が200g未満の機体であれば航空法の規制対象外となるため、申請不要となっています。気をつけなければならないのは、ここでの200g未満とは機体の総重量のことなので、本体・バッテリー・プロペラ・カメラも含まるということです。200g未満のドローンはトイドローンなどと称され、カテゴリーとしては「おもちゃ」に分類されるので、人口密集地域や空港の周辺など、本来ならドローン飛行が禁止される場所でも、申請が不要なのです。

Zerotech ポケット セルフィードローン「Dobby」

Zerotech社が開発したセルフィードローン「Dobby」は199gと申請が必要ないギリギリのラインですが、200g未満であるため申請が不要なことは間違いありません。

「Dobby」の最大の特徴は、プロペラを折り畳んで収納することができ、ポケットやカバンに入れて手軽に持ち運べるという点です。折り畳んだ機体は少し大きめのPC用マウスぐらいのサイズ感で、簡単に持ち運ぶことができます。また、折りたたみ式のドローンなのに、iPhone6レベルのカメラを搭載しているので、画像のクオリティも期待できます。自撮り棒の次は自撮りドローンが流行るなんてこともあるかもしれませんね。

3つのモードチェンジができる「Eye One extream」

Eye One extream」はバッテリー以外の取り外し可能な付属品を含まない重量で、189gとなっています。したがって、申請の必要はありません。このドローンは軽量なのに、6軸センサーと高度センサーを装備しているという優れもので、ドローンビギナーでも簡単に操作ができると評判です。ビギナー・スポーツ・エキスパートの3つのモードチェンジができるので、幅広いレベルの人が使いこなせるドローンだと言えるでしょう。

  • ビギナーモード:モーターの出力を制御しているので、一気に加速することがなく、室内で遊ぶのには適しています。
  • スポーツモード:屋外でパワフルに飛行させたい場合は制御レベルを低くして自由に加速させることができます。
  • エキスパートモード:加速度センサーを切ることでドローンが全速力で加速します。

超軽量ながら高性能、手のひらサイズドローン「Tello」

Ryze Tech社が開発した手のひらサイズドローン「Tello」は、重量が80gという超軽量ながら、産業用の間違いではないかというぐらいの高性能を誇っている注目のドローンです。

2基のビジョンセンサーと1つの気圧センサーを用いた機体制御の制度が非常に高く、このサイズのドローンの中では群を抜いて安定した飛行を実現しています。操作もスマホのアプリ1つで簡単に行うことができ、ドローン初心者の方でもすぐに飛ばすことができます。

また、Intel CPUを搭載しており、画像処理の性能も高いため、トイドローンとしてはかなりクオリティの高い画像や動画の撮影が可能です。

まとめ

今回は飛行申請が不要な「軽量ドローン」についてご紹介しました。200g未満の軽量ドローンであれば、申請の必要はありません。したがって、気軽に空撮を楽しめますし、最近は折りたたみ式のドローンも発売されているので、持ち運びにも便利です。

ビジネス向けのドローンもたくさん発売されていますが、趣味として楽しめる小型&軽量のドローンもおすすめです。レジャーとして楽しみ方の幅も広がりますので、ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。